3・26 蜘蛛 (2010/03/27)
シャワーを浴びる壁の隅に、1匹の蜘蛛が巣を作っていて、パチンコ玉の4ブンの1ほどの大きさの卵を産んでいた。 小さな頃から、蜘蛛は、特に朝蜘蛛は殺すものでないと、教えられて育ったせいか、ずっと駆除しなかった。気がつくと僕のアパートは蜘蛛の巣だらけになっていた。別段悪さをするわけでもないので今でもそのままにしているが、蜘蛛を殺すまではしなくても巣ぐらいはせめて1年に1回くらいは払った方がよいかな、と最近古くなった埃だらけの垂れ下った見苦しい蜘蛛の巣を見ると思う。 僕が幼い頃住んでいた家には、ゴキブリを食べる手のひら大の巨大なアシダカグモが1匹住んでいて、怖くてしょうがなかった。トイレなどにその蜘蛛がいると、もう、用をたすこともできなかった。いまだに、あの長い8本脚で這っている蜘蛛を見ると怖い。もともと蜘蛛は苦手なのだ。 数日前に、シャワーを浴びていると、卯かした、100~200匹の小さな子蜘蛛たちが、巣一杯に固まっていた。こんな餌もないところで成長できるのかと見ていると、1匹、他の子蜘蛛の4,5倍はある奴がいて、盛んに他の蜘蛛を長い足で捕まえているようである。多分共食いをしているのだろう。最終的には2,3匹になるのであろうか? せっかく生まれた子蜘蛛だから、しばらく様子を見てみようと思っている。
 | もし生まれた子蜘蛛が全部成長したら、それこそ蜘蛛アパートになりそうであるが、ほとんど餌のいないこの場所では、育って1,2匹だろう。 |
|
|