4・8「hanami」 (2010/04/09)
「hanami」というドイツ映画を見た。 ドイツ人老夫婦のお話。日本通の最愛の妻が突然なくなり、残された夫が、妻の面影を求め彼女が行きたがっていた日本へ花見の時期に旅する。そして・・・・ ゲイシャ的な部分がまだ残っていることを見せたかったのか、風俗を強調する部分などがあり、ちょっと違うかな、という部分もあったが、年老いて行く親と子供との問題など、いろいろ考えさせられた。見ているうちに亡くなった両親のことがダブリ、感動した。とくに、火葬場でお骨を拾う場面では、あやうく涙が落ちかけた。父と母の時も、この時が一番悲しい時であった。ついこの間まで、みずみずしい肉体を持っていた人が、骨と灰になり、小さな骨壷に入ってしまうのだから。ブラジルでは火葬する習慣がないので、周囲の観客は、日本の火葬の風習をキョトンとしてみていたが、僕は涙をこらえるのが大変だった。 「hanami」で検索するとドイツ在住の日本人が、この映画について、ブログに書いてあったが、この映画を観たドイツ人も結構感動していたようだ。 友人の、映像記録作家の岡村さんに教えてもらわなかったら、この映画は決して観ることはなかっただろう。岡村さんに感謝。この映画は僕にとって、今年の一番良かった映画になりそうである。
 | 急に寒くなり、皆あっという間に冬服に衣替え。特にサンパウロは暑くなったり寒くなったりが激しいので、日本のように押入れにいれた服をひっぱりだすなんてことはしないで、すぐ着れる状態になっているのだろう。かくいう僕も防寒具はいつもだしっぱなしである。 |
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