4・24 ホルモン屋で (2010/04/25)
夕方、ラーメンを食べたくなった。息子に「行くか?」と尋ねると、「ホルモン屋に行きたい」という。あっさりラーメンでも、と考えていたのでかなり迷ったが、ラーメン屋よりも幾分近いこともあり、ホルモン屋に行くことにした。 数年前には、ホルモン屋は週に1度はきていたが、友人が日本に帰国したり、遠くに引っ越ししてしまったりして、すっかり足が遠のいていた。前回は息子と一緒にきた1年ほど前である。従業員も店の様子も変わらず、なんとなく嬉しくなった。従業員もまだ僕のことを覚えていてくれて、顔を合わすとほほ笑んでくれた。友人と来た時は、腹一杯になるまで、ホルモンを食ったものである。値段も安かったし、脂っぽいホルモンもいくらでも食べられた。今は一皿もホルモンを食ったら、脂がきつくてもうそれ以上は食えない。 どの肉も一律11レアル(約550円)。肉といってもホルモン(腸)とフィレ、パンセッタ(豚のバラ肉)、心臓、鶏肉・・・で、さほど種類はない。 結局、ホルモン、フィレ、パンセッタを一皿ずつ頼む。自分が来たいといったのに、息子は以前のようにおいしそうに食べない。途中で食べるのが嫌になったようである。それでも以前は食べなかったホルモンを「おいしい」と言って食べるようになっていたので少し驚いた。 お金を支払いながら、日系人のオーナーに軽く話しかけてみた。 「あいかわらず流行ってるね~」と僕。 「おかげさまでね、また来てくださいね」 以前はこんな丁寧な話し方は絶対しなかったのに。僕の態度に偉そうな雰囲気があったのか? それとも僕が以前と違って年長に見えて、気軽に話せなかったのか? もう47歳だものな~。いいおじさんだもの。仕方のないことだが、なんとなく随分と年をとった気がした。すでに薄暗くなった道を息子と歩きながらそんなことを考えてしまった。
 | 息子。すっかり子供らしさは消えてしまった。もうすぐしたら、一緒に出かけるのもいやがるよいうになるかもしれない。 |
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