久しぶりにＭさんがブラジルに帰ってきたので、お会いした。 Ｍさんは僕のお師匠さんみたいな人で、そのスマートな生き方にはいろいろ教わる点が多い。 「もう、あれから随分たつけど、こうやって人を見ていると、いろんな生き方があるよね。Ｔさんなんか人からみたら、結構苦労しているように見えるけど、本人はそういう風に思っていないしね」とＭさん。 「苦労していても、それを苦労と思わない人というのはいいですね。ぼくなんか自分では結構大変な生活していると思っているんですが、他の人からみたら、極楽とんぼのような生活をしているように思われているようです」と僕。 「うん、そう見えるよ。でも、なんだかんだ言ってフリーで良く今まで生きてこれていると思うよ、君は。徳があるんだろうね」 「わははは、そうかもしれませんね。でも去年は仕事がほとんどなくて、病気になってしまいました。今考えると、やっぱり、かなりストレスがあったんだと思います。今年は幸先良く仕事が入っていますけど・・・・」 　半年ぶりの再開は話しが尽きなかった。コップに残った最後のビールを飲み干しながら、大変な人生でも、大変だと思わないで、ひょうひょうと生きれるような人になりたい、深くそう思ってしまった。 毎日毎日、懸命に働く人もいれば、ゆったりと自分の時間を持ちながら働く人もいる。でも結局はいろんな面を総括すればちょうじりはあっているのだとう思う

前のページへ / 上へ / 次のページへ