5・23 ニンジャとあずみ (2010/05/25)
うちの愛犬夫婦、あずみとニンジャは、雌犬アズミがいつもリードをとる。散歩で先頭を切るのも彼女だし、餌を先に食べるのも彼女、僕を独占するのも彼女。 それは、彼女がうちに来た時から、そうだった。彼女はニンジャの後にうちにやってきたのだが、数か月ニンジャより遅く生まれた彼女は身体もニンジャの3分の1ほどしかなかった。それにもかかわらず、ニンジャが一緒に餌を食べようとすると、唸って餌のそばによせつけなかった。そんな彼女を見て、育ちが悪い犬だな、と思っていた。いまだに、ニンジャが一緒に食べようとすると唸るから多分、彼女は人一倍縄張り意識というか独占意識が強いのだろう。 そんな彼女にも唯一弱点がある。それは僕である。彼女は、飼い主である僕に非常に忠実なのである。ずるがしこいニンジャはその辺をうまくついて、餌や欲しいもがありアズミが独占している時には、甘えたくもないのに僕に甘えてきて、アズミの嫉妬を誘う。人一倍、いや犬一倍独占意識が強いアズミは、食べている途中でも、遊んでいる途中でも必ず、自分も、という感じで僕の所にやってくる。その機にニンジャは餌を食べたり、アズミが置いていった自分が欲しかったものを自分のモノにするのである。こんな様子を見ていると、ニンジャのずる賢さが目につく。 しかし、ニンジャは本当にアズミを愛しているようで、飼い主の僕よりもまずアズミなのである。アズミが泣いたりすると、飛んでいくし、いつも愛情たっぷりに彼女をなめている。そんな彼も最近は、アズミが寝ている時などにこっそり僕の所にやってきて甘えるようになってきた。やっと人になでられる気持ちのよさが解ってきたのかもしれない。
 | あずみ。あずみのおかげでニンジャも扱い易い犬になった。彼女がいなかったら、気の小さい彼は性格のいじけた扱いにくい犬になっていたと思う。 |
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