6・25 決勝戦前 (2010/06/26)
今日はWカップで、ブラジルの試合の日。朝から町のいたるところでブブゼラが鳴り、黄色と緑のシャツを着た人が多い。朝からブラジル中の人々がまだかまだかと試合を待っているのだ。もう決勝戦にも行けることも決まっているのだからこれほど盛り上がる必要がないとおもうのだが・・・・。人々の気持ちが、Wカップ一色になっているために、商店の売り上げは全然ダメらしい。商売人の多くは、早くブラジルに負けてもらいたい、というのが正直な気持ちのようだ。 市場に買い出しに行くと、ここも皆ソワソワしている。「今日は大画面をサロンにおいて、みんなで見れるようにするんだって!」といきつけの魚屋さんのベッチさんが教えてくれる。ふ~ん、サロンね。ここにサロンなんかあったのか? とりあえず行ってみると、小さな体育館ほどのサロンに既に椅子がずらりと並べられていた。これは撮影にいいかもしれない! コミュニダーデ(ファベーラ=貧民街)の盛り上がり方をこの間見て、そちらの方にまで足を伸ばそうかと思っていたが、どう考えてリスクが高いのでどうしようかと迷っていたのだ。 僕の予感では、今日はそれほど試合自体は盛り上がらないのでは、と思っていた。サロンに着くと、市場で働く人々が集まり、サロンはあっという間に一杯になってしまった。ブブゼラがこれでもか、というほど吹きならされ鼓膜が痛い。ブブゼラを持っている人の近くを避け、一番人が集まっている場所に陣取る。案の定試合はイマイチで、人々の反応も少なかったが、これでもっと盛り上がればけっこう面白い写真が撮れるかもしれない。次回に期待したい。
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