7・5 短気 (2010/07/06)
この頃、大分気が長くなってきたような気がする。以前は気に障ることを言われたり、されたりすると、さっと顔面の血が引き、顔の色が変わっていた。昔雑誌社で働いた頃、編集長に気に障ることを言われさっと顔の色がかわった。そんな僕を見て、「おまえ、顔の色がかわったよ!」と驚かれたことを覚えている。自分でも怒りで血が引いていくのを感じるほどであるから、やっぱり現実に顔の色が変わるのであろう。 最近はそんなことも滅多になくなった。ひとつには、あまり怒らないように自分を抑制していることもあるが、それほどの怒りがこみ上げてくることも少なくなった。 歳をとって人間が少し丸くなったせいであろうか。ささいなことに、それも嫌なことに余分なエネルギーと時間を使うのはもったいない、と考えるようになって、嫌なことや辛いことがあっても、できるだけ楽しいことや、好きなことを考えて、悪い方向に考えがいかないように気をつかっている。その努力が実ったのかもしれない。 歳をとったら、ますます偏屈者になるだろう、と自他共に認めていたが、もしかしたら好々爺になれるかもしれない。
 | 最近、昼と夜の寒暖の差が大きいせいか早朝は霧がでる。今朝は結構冷え込んでいる |
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