7・5 水族館 (2010/07/07)
ふとテレビを見ると、CMで「アクアリオ・サンパウロ(サンパウロ水族館)」が11日まで入場料15レアル(750円)の値引きと宣伝していた。 息子が冬休みなので、どこかに連れて行ってやりたいと思ってはいるのだが、この時期はどこも高いし、人であふれている。それに、とても旅行に連れていってやるお金はない。 昼間、ちょうど時間があいたので、突然水族館に連れて行ってやろうと、思い立った。時計を見ると2時。息子に電話をかけ、サイトで場所と営業時間を確認させる。僕の行動はいつも突然が多い。前持って計画してということはほとんどなく、思い立ったそのときにということがほとんどである。最近はこんな僕の行動に息子は慣れたのか、さっさっと用意をするようになった。そのときに行かなければ、次にいつ連れて行ってもらえるのか解らないことを彼も知っているのだ。 僕自身が魚が好きだから、息子を連れて行ってあげたい、というのはもちろんだが、それ以上に自分が行きたかった。メトロのサントス・イミグランテ駅を下りて、人に聞き聞きやっと水族館についた。こんな丘の上の住宅街に水族館があるなんて、実際に着くまではとても信じられなかった。 普段は30レアルということを知り、その高さにちょっと驚く。しかし、維持費を考えると仕方がないのだろう。前半の淡水魚コーナー、海水魚コーナー、恐竜の骨やレプリカを展示した古代コーナーを見終え、「これで終わりなのか、ちょっとがっかりだな」と息子と話しながら出口に進んでいった。出口と思っていたところは、次のコーナーの入口で、そこから先にさらに別のコーナーがあった。そこには、アマゾンのイガポー(水中林)を模した巨大プール、大蝙蝠、さる、アリクイなどが飼育されていた。 特に巨大プールは感激した。中には巨大なピラルク、ピララーラ(レッドテールキャット)、ペイシェボイ(ジュゴン)などが悠々と泳いでおり、圧巻であった。最近の、日本の水族館はこことは比べ物にならないくらいすごいのであろうが、僕は高知の、いかにも田舎の水族館と言った感じの、昔の桂浜水族館(もしかしたら、今は立派な水族館になっているかもしれない)しか知らないからよけい感激した。 「結構おもしろかったね!」「そうだね」息子の満足そうな顔を見て、連れてきて正解であった、と思った。 学校が休みとはいえ、結構の人がいた。割引最後の今週末は歩けないほど人でいっぱいになるのではないだろうか
 | イガポー(水中林)を模したプールは上からも、下からも見ることができる。こんなプールを作って魚を飼うことが僕の夢のひとつである |
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 | 息子が気に入っていた恐竜コーナーで記念写真。もう、13歳になって、かわいいという感じはまったくしなくなったが、まだ、親と一緒に出かけるだけましか。 |
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