7・6 ピリキッタ (2010/07/08)
商店街においてあるベンチになにげなく座っていると、隣にあるベンチでは、一人の女性と女の子が座ってお話をしていた。「ピリキッタ」という女性の性器の俗称が耳に飛び込んできたので、その話に思わず耳を傾けた。 「おばちゃんもピリキッタ(女性の性器の俗称)ある?」黒人系の3歳ほどの女の子が問うと、「うん、あるわよ」上半身は普通で整った顔をしているのだが極端にお尻の大きな30歳ほどの白人系の女性が笑いながら答える。 「お母ちゃんのは毛が生えているけど、おばちゃんも? 私のは生えていないの」 「・・・・」 「私のこれくらい、おばちゃんのは?」人差し指と親指で大きさを示しながら尋ねる。 一緒にいる女性も返答に困ったようで、しまいには返事さえしなくなった。その、女の子のあどけない問い方には、いやらしさ、猥雑さは微塵も感じられないだけに、余計困ったのだろう。思わず、そのお尻の大きな女性のピリキッタを想像してしまった。う~む。女性は本を読み始めたので、僕もそのベンチを立ちあがった。 もう、3歳くらいの年齢になると、性器や性に関心をもちはじめることに対して驚いた。僕は兄弟3人で女性に囲まれて育ったが、小さい頃はさしてそういうことに関心がなかったような気がする。ただ、女の子供ばかり3人いる親戚の家に遊びに行って、子供たちだけでお風呂に入ったとき、親戚たちにジロジロとチンチンを見られて恥ずかしかったことは今でも覚えている。小さい頃よくやるという、お医者さんごっこもやった覚えもないし、性に関しては疎い子供であった。 ブラジル人は性への眼ざめがはやいのかもしれない。5,6歳の小さな子供でも、妙に色っぽい子がいたりするし、15歳ほどになると胸もお尻も大きくなりみかけは1人前の大人の女性のような子もかなり多い。いろんな環境が影響しているのであろうが、どんどん子供たちの身体が成熟する速度が増しているような気がする。 よけいな心配をしなくていいので、子供が女でなくて男で良かったと思う。でも、そろそろ性教育はしておいた方が良いかな、と思い始めている。
 | どんな子供も小さい頃はかわいい。絵になる。うちの息子も小さい頃は皆に大きくなったらさぞかしカッコよくなるだろうね、と言われたが、13歳くらいになると成熟期特有の汚らしさが出始め、最近は誰にもいわれなくなった |
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