8・1シュラスカリア (2010/08/02)
半年ぶりにシュラスカリア(ブラジリアンバーベキュー・レストラン)に行く。肉もサラダも食べ放題ということもあり、昔は何か特別なことがあると、よく行っていたのだが、最近は肉から魚に食生活が変わったのでほとんどいかなくなった。年に3回行けばいいほうである。肉から魚に変えることにより、体調は結構よくなってきた感じがする。やっぱり日本人には肉食より魚食の方があっているのだな、と思う。 今日行ったのは、近郊のシュラスカリア。一人食べ放題で35レアル(約1750円)。この店はこの周辺で人気のお店らしく週末は1日600人も訪れるとのことであった。確かに店内はほぼ満席状態で、肉をサービスする給仕が串刺しの大きな肉塊をもって忙しそうにテーブルの間を廻っている。 田舎のせいか働く人たちも気さくで好感が持てた。友人と僕を完全な外国人と思ったようで、ホジージョ(食べ放題)のシステムを知っているのか、と聞いてきた。ヒネクレ者の僕は、「え? ここのシュラスカリアは特別なシステムなの?」とからかい気味に聞き返す。せっかく親切に言ってくれているのに、からかってはいけない。いつも中国人か韓国人に見られるので、最近急激に増えた中国人にでもまた間違えられていたのであろう。 まずサラダを食べ、テーブルの端においてある指示器を赤から緑に変える。これが肉を持ってきてよ、という合図になるのである。満腹になると赤にまた変えればいい。 10種類ほどのこんがり焼かれたばかりの肉塊が次々と運ばれて来る。この肉をそぎ落としてもらって食べる。一番人気のあるピッカーニャを食べ終える間もなく、次から次へと肉がやってきてあっという間に皿は肉の小山ができてしまった。断ればいいのだが、ついつい頼んでしまう。シュラスカリアでは、皿に取っても、その肉がおいしくなければ無理に食べる必要はない。日本では牛肉が高いから、ブラジルに来たばかりの頃取った肉は律義に食べていた。最近は、冷めただけでも残すようになってしまった。イカン習慣がついてしまった。軽い反省の念を感じながらまた次の肉を取る。 20年ちかくも、ブラジルに住んでいると、一丁前に肉の味が解るようになってきたと思う。以前、日本食レストランの、口うるさい主人と毎週シュラスカリアに行っていたことの影響が大きい。今日はこの肉がおいしい、まずいなどといいながらよく食べたモノである。最近は、メルカードで巨大な肉塊から切り分けたばかりの、新鮮な肉を食べるようになった。あまりに新鮮なためか、アパートのエレベータの中で、ビニール袋から血が滴り落ち、人の血かと門番が勘違いしたこともある。肉は熟成させたモノがおいしい、というがメルカードのものは少しは熟成させているのであろうか? 一般にスーパーで売っているものは、肉を新鮮に見せるために、赤くする薬品を使っているが、メルカードのものは一切使っていないようであるから、スーパーのモノよりはおいしい。 肉を久しぶりにたんまり食べたのはいいが、普段あまり食べなれないものを食べすぎたせいか、夜おならがよくでて仕方がなかった。肉を食べるのはほどほどにした方がよさそうである
 | こんな感じで肉を持ってテーブルを回って、客のこのみの焼き方に応じて皿に肉をそぎ給仕していく。 一度、日本の青山のシュラスカリアに行ったことがある。給仕する男性はいつもニタニタ笑いを浮かべ、若い女性をナンパしようと下心が見え見えで気分が悪くなった |
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 | 大きな串で焼いた肉塊を少しずつそぎ落として給仕していく |
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 | デザートにはスイートも用意されている。ブラジル人は甘いモノが大好きなので、皆よく食べる。これは別料金。 |
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