8・4 たかだか犬の散歩、されども・・・ (2010/08/06)
今日も無事、朝の散歩がほぼ終わり、さあ~、アパートのある建物に入ろうと、ドアを開けてもらうための呼び鈴のボタンを押した。ガチャッと音を立てて、数秒後重い金属の扉があく。犬たちも先争って中に入る。 と突然、グァグァという犬の唸り声が建物の中に響く。ちょうど、外に出ようとする犬と鉢合わせをしてしまったのだ。一瞬何が起こったのか解らなかった。慌てて、綱をひっぱる。 数秒後、プードルを抱いた男のように短髪にした女性が般若のような顔をして出てきた。「この馬鹿犬、あんたの犬は私の犬をかんだわよ!、この馬鹿犬!」犬を散歩する姿を時折見かける、痩せたいかにも貧相な女性だ。 その失礼な言い方に「噛んでないよ!」と言い返す。「この馬鹿犬、アホ!」彼女は犬の喉笛に手を当て、血が出ていないのか確認し、さんざん悪態をつきながら行ってしまった。なんという奴だ! うちの2匹の犬はいつも、首筋をかんだりしてじゃれあっている。そういうこともあり、雌犬アズミは口が早い。しかし、もし噛んだとしても、痛みをしっているから決して強くは噛まない。この場合は、全く不慮の出来事であるし、相手の犬も向かってきていた。そこまでボロクソに言われる筋はない。 朝の散歩は、放し飼いのピットブルに襲われたり、ストリートチルドレンに襲われそうになったり、4匹のノラ犬に囲まれ攻撃されたり、いろんな事があった。今回のことで、最後の最後まで気を緩めてはいけないということが良く解った。サンパウロはたかだか犬の散歩にしてもなかなか大変。
 | 最近寒いので犬布団にくるまって、なかなかでなくなった |
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