8・24 愛想 (2010/08/24)
頼んでいたパスポートができあがったのでパウリスタ通りにある領事館にとりにいく。建物の入口まできて、思わずはーっとため息がでた。また、あの女性だ・・・・。 領事館が入っている建物は、以前は日本の丸紅が管理していて、入り口にいる総合の受付嬢は、皆、愛想がよく、2,3人の白人系の女性が、テキパキと訪問者への許可証をだしていた。受付にいくなり、「ボン・ディア(おはようございます)」「ボア・タルデ(こんにちわ)」などと笑顔で挨拶してくれたものである。結構、それが楽しみだったりした。 それが、今は、ビルの管理会社がブラジル系の会社に変わり一変した。経費削減のせいか、一人のモレーナが、どんなに訪問者が増えて列ができようとも、マイペースで、だるそうにゆっくりと応対してくれる。カウンターに行っても挨拶の言葉もかけてくれないし、もちろんニコリともしない。 決して人種差別をするつもりではないが、モレーナで性格が暗ければ、実際以上に暗くみえる。白人系で鼻が高いのも困りモノであるがモレーナで愛想が悪いのも同じくらい印象が悪い。 ちょっと挨拶をするだけで、ちょっと笑顔を見せるだけで相手の気持ちは随分かわるんだな~と思ってしまった。以前、彼女に「どうしていつも、そんな苦虫をかみつぶしたような顔をしているの。もっと明るい顔をしてよ」とよく言われた。愛想が超悪い僕自身、もっと人に愛想よくしなければならないな、と少し反省。こういう性分なので、愛想よくはできないだろうが、人に対する対応をもう少しソフトに和やかにすることは可能なはずである。そうできるよう、少しづつ心がけて行こうと思っている。
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