10・14 ブラジルらしさ (2010/10/15)
あるお店の従業員と、コーヒーを飲む機会があった。彼は日系で10年ほど前に日本に出稼ぎに行ったことがあり、カタコトの日本語を話す。 「ブラジル人はどうしようもないよ」 「どうして?」 「うちの店では、皆、お金をネコババしたり、商品を盗んだり、そんな奴ばかりだよ。この店は共同経営者が3人なんだけど、彼ら同士も伝票をお互いに誤魔化しあっているような状態だからね。 店にはビデオカメラも備え付けているんだけど、掃除に来る人間はまず電源を全部引っこ抜いた後、商品を持っていくから、カメラがあっても何の役にもたたないよ。それさえも、オーナーはしらないで、カメラが壊れたと思っているんだから、まったく抜けているよ」 「でも、それでも店はうまくなりたっているんでしょう」 「うん」 普通のお店でさえも、この有様なのだから、政府などは政治家や官僚がやりたい放題であろう。でも、それでも国は成り立っていくのだから、ブラジルはたいしたモノである。
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