10・28 大統領選 (2010/10/29)
大統領選の決選投票がちかずき、街中では候補の写真入りの大きな旗を振る人やビラを配る姿が目に付くようになった。 PT(労働党)のジウマとPSDB(民主社会党)のセーラとの決戦で、両陣営が、あの手この手で足の引っ張りあいをやっている。ジウマと同じPTの現大統領のルーラは、職務を2の次にして懸命にジウマを応援している。現職の大統領が選挙法に問われても、何度も応援活動を繰り返すなんて日本ではちょっと考えられない。第一次投票では支持率が14.6%差でジウマが優勢であったが、一時期は6%まで肉薄し現在は約10%である。 ブラジルでは、国籍をもたない外国人には、投票権はない。僕は、もう、ずいぶんブラジルに住んでいるが、政治のことは未だによく解らないし、遠い世界である。ブラジルにはよくなってもらいたいと、もちろん思っているが、ブラジル人に比べると、その真剣度はずっと低いと思うし、僕のような無知で関心の薄い外国人が投票してもあまり意味のないようなことに思える。 日本では外国人にも投票権を与えるとか、与えないとか言っているが、日本の国政などほとんど何も興味もない外国人が投票して果たして意味があるのだろうか?
|