10・29 火鍋 (2010/10/30)
二人の女性と夕飯を食べた。食べたのは、最近、サンパウロのアジア人の間ではやりつつある? 火鍋。僕が知っているだけでもリベルダーデに3軒レストランがある。今日はそのうちの新装開店したばかりの店に行った。 店に入るなり、「ニーハオ」と女性オーナーらしき貫禄のある中年女性が声を掛けてきた。どうやら中国人に間違えられたようだ。つい最近までは、韓国人に間違えられていたが、このごろは中国人に見えるらしい。値段を聞くと、食べ放題で一人35レアルだという。 ちょっと中を覗くと、ずらりと鍋用の食材が並べられ、結構イケそうである。二人と相談し、結局この店にすることにした。 二人はほぼ同年代で、大方の話は合うのだが、生活レベルがかなり違う。 「食べるのは大好きよ。食べることが人生の喜びにおいて、かなりの割合を占めているわね」食べる、ということに対しても買い物に対しても淡白な僕は、二人の話を聴いていて結構新鮮であった。もし僕にお金があったとしたら、カメラの機材かコンピュータぐらいを買うくらいで、シュッピングや食べ物には遣わないだろう。もちろん、男性と女性との違いもあるだろうが、彼女たちは、僕の考えとはほぼ反対であっただけに、脇で彼女たちの会話を聞いていると興味深かった。 彼女らはなかなかの健啖家で食べた量はほぼ僕と同じであった。お二人とも溌剌とした精力的な活動をされている方々だけに、納得のいく食べっぷりであった。僕のできえない、知らない生活を垣間見ることができ、非常に楽しいひと時であった。
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