11・15 発表会 (2010/11/16)
お世話になっている知人がカラオケの先生をやっていて発表会があった。今日はその撮影を頼まれて1日中写真撮り。ほぼ8時間ぶっつづけで、さすがに手が痛くなってしまった。 歌っている写真は、一見どうと言ってたいしたことのないように見えるが、これが意外に難しい。大多数の人は歌っているときに、感情が入りすぎて、泣いている顔になったり、怒った顔になったり、寂しそうな顔になったり、とても本人がその顔を見て喜びそうな表情で歌う人は少ない。面白いことに、3世、4世、5世の若者は顔が崩れない。苦労をしらないせいか、あるいは、鏡を見て歌う練習をしているせいか、とにかく若者はきれいな顔をして歌う。 こちらの日系人、1世の人は苦労された人が多いせいか、感情移入の度合いが大きい。この写真は本人に渡す写真であるから、いかに喜ばれる写真を撮るかが大きなポイントである。ちょっと力を抜いた瞬間、例えば、歌の盛り上がりを終えた瞬間、歌をそろそろ終え、ほっとした瞬間、その瞬間を捉えることが重要である。そんなことを考えながら撮っていると、結構楽しくあっという間に時間は過ぎ去ってしまった。 僕の場合、機関銃のようにシャッターを押し捲るというとり方はしないから、普段だと4Gも撮ればいいほうである。それが今日は18Gのカードを撮りきってしまった。疲れる訳である。でも、人の表情を捉える勉強には非常にいい機会であった。
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