12・7 年末 (2010/12/08)
僕の住むアパートの前にある支庁前で、仮テントでずっとすごしていたセン・テットは今朝見て見ると、すっかりいなくなっていた。その跡にはゴミも一切無く、驚いた。普通、他人のことはほとんど考えないブラジル人には、考えられないことである。彼らがいかに統率されていたかがわかる。 そういえば、昨日彼らの横を通り過ぎるときに、「さあ、帰ろう!」と兄ちゃんが大きな声で叫んでいた。もう、昨日の段階でわかっていたのである。そう考えると、昨夜は珍しく、シュプレシコールもあげていたし、思いあたる節がたくさんある。居るときは、妙にうっとうしかったが、彼らのいなくなった跡を見ていると、なんとなく寂しくなった。 ひさしぶりに市場に買い物に行く。思ったほど魚の種類がない。その上、普段より10%~20%高めである。これからますます値上がるらしいから、今日は大目に買い込む。刺身で食べることはあきらめて、冷凍するつもりである。 普段は、売り子のおばちゃんや兄ちゃんを誘ってコーヒーを飲みに行くのだが、誘うのも悪いほど忙しそうである。 日本の年末は結構好きだったが、ブラジルの年末の慌しさはざわざわして嫌いである。やはり夏に迎える年末と冬に迎える年末の違いだろうか・・・
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