12・9 豆挽き器 (2010/12/10)
無いのである。いくら探しても手動の豆挽器が無い。 最近、おいしいコーヒーが急に飲みたくなった。さすがに生のコーヒーを炒ってまではできないが、せめて豆を挽くところから、やりたいと思い立ったのだ。 「ブラジルは世界1のコーヒーの産地だから、あるはずだよ」と店の店員はいうがいくら探しても僕のほしいモノはなかった。リベルダーデには日本製があるだろうと探したがやっぱり無い。唯一電動のモノがあったが、電動では雰囲気がでない。ガリガリと自分の手で挽きたかった。友人がサイトで探してくれたところ、あるにはあるらしいことが解った。 どうやら、ブラジル人にとってコーヒーは毎日飲む当たり前のモノになりすぎていて、手をかけておいしく飲もうという人はほとんどいないようなのだ。自分で挽いてなんてことを考えるのはよほどの暇人か、変人か、お金持ちだけらしい。 それでも、さらに探すと、25・デ・マルソの問屋街に行くと手動のゴツイものがあった。しかし、これはテーブルに備え付けなければならず、気軽にどこでもいつでも、とはいかないものであった。値段も5000円以上する。電動だと3000円ほどであるから、今迷っているところである。とりあえず、安い電動モノを買って、今度日本に行ったときに、手動を買おう、という気になってきた。でも、僕の頭の中には、コーヒーは、味はもちろんであるが、香りや雰囲気を楽しむモノという大前提があるから手動でガリガリやって、飲みたいのである。うーむ、悩む。また一方では、ブラジルにいるのだから、ブラジルの豆挽き器で挽きたいという気もないでもない。迷うところである。
 | セントロは年末になると人も増え、ざわついた慌しい雰囲気になる |
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