12・27飛行機? バス? (2010/12/28)
年末に入り、道路もメトロも人が減り気持ちがいい。いつもこれくらいだったら、ストレスも感じず気持ちがいいのだが。 とにかくブラジル人は旅行好きで、連休が続くとこぞって旅行する。今年の年末はレアルが強いおかげで海外に出かける人が多い。以前はお金持ちの特権のような海外旅行も、分割払いができるようになり、中流以下の人でも気軽に行けるようになったことも大きな原因である。海外旅行もそうであるが、飛行機で旅行する人も増えた。以前はブラジルの旅といえば、バス旅行であったが、今は飛行機が普通なのである。 最近、彼女の姉がサンパウロに飛行機を使ってクリチバから遊びに来ていた。 「もう、2度と飛行機は使わないと姉ちゃんは言っていたわ! 飛行機が降下するときに気分が悪くなるし、家から空港までや待つ時間を考えたら、かかった時間はバスと変わらないって言ってたわ。それにバスで6時間かかるところを、1時間半ほどでいっちゃうのはなんかもったいないわよね」と彼女。 「そういうのわ田舎モノっていうんだよ。乗っている時間が短い方がいいに決まっているじゃないか」と僕。 もっとも、サンパウロは、国内用空港も、海外用空港も非常に交通の便が悪く不便なことは確かである。バスかタクシーしか交通がない。雨の多い季節には、いつもより1時間は余裕を持って出ないと危ない。その上、空港の管理体制が悪いので、しばしば空港自体の働きがストップしてしまうことがある。 町の中にあるコンゴニアス国内空港は数年前にも大事故を起こし、特に雨の日は危ないと、今でも言われるほどである。 これらのことを考えると、バスも確かに悪くないな、と思うのだが、いかんせん国土が広すぎて時間がかかりすぎるし、値段も結構高い。事故も多いし、強盗事件もある。どっちもどっちかな、というのが本音である。
 | コンゴニアス空港。友人いわく、フランス製のレーダーは精度が非常に悪く、飛行機の発着の管理はおおまからしい。本当かどうかわからないが、もし本当ならかなり怖い |
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