2・12 無農薬野菜 (2011/02/12)
友人の紹介で無農薬の野菜を購入できることになった。このごろ漫画「おいしんぼ」の影響で、一般に売られている野菜がいかに怖いかということが気にかかっていた。それだけに、購入できるようになったことが非常に嬉しかった。僕の母親は、子供たちに安全な野菜を食べさせようと、畑を借りて栽培するような人であった。今でこそ珍しくないが、今から40年ほど前にはこんな考えを持った人は少なかった。そんなわけで、農薬の恐ろしさをいつも聞いていた。こんな母親であったから、インスタントラーメンなんかもってのほかで、月に1度しか食べさせてくれなかった。いまだにあの頃に食べた、月に一度のチャルメラの味が忘れられない。 家に帰って、注文した野菜を見て、驚いた。小さいのである。青梗菜など一般に売っているものの半分、バナナも半分、見た目もいかにも貧弱である。 本当の野菜の姿はこうなのであろう。それが、見た目をよくするために、肥料を入れ農薬を使うことによって今市販されているようなみるからに立派な野菜や果物が収穫されるようになったのだろう。 僕の鈍い舌には、無農薬野菜と一般に市販されている野菜を比べて大きな違いは感じなかったが、なんとなく味が濃い感じがしたことは確かであるし、食べた後に身体が喜んでいるように気がした。 普通、スーパーで買ったら、市販の、軽く2倍3倍はするにもかかわらず購入させてもらっている無農薬野菜はほぼ市販の野菜と値段は変わらない。これから、いろいろ無農薬野菜を食べられると思うと、嬉しい。息子にも、この喜びを分けてあげようと思っている。
 | 一瞬、バラバラ殺人事件か? と思ってぎょっとしたが、よく見ると、箱の中で寝ているだけであった。 |
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