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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/11/22)
2・17 読書 [画像を表示]

2・17 読書 (2011/02/18) 息子の学校の先生が、「ブラジル人の教育は世界でも遅れている。みんな本を読みましょう」と呼びかけたそうだ。
 息子もこれを聞いて、少しは刺激を受けたようで、少しは本を読もうという気になったようである。幼い頃から、本を読め、読めと口がすっぱるなるほど言ったし、本も買ってやった。それでも、一向に読む様子がないので、マンガのナルトを買ってやると、やっと読むようになった。最初は1冊を読むのに3日ほどかかっていたのが、2冊目からは2日、1日と読むスピードがどんどんあがっていき、今では30分ほどで読むようになった。僕もこれで安心し、本を読めとは、それほどううるさくいわなかった。こういうことは人に強制されてすることではないと思ったからだ。もう道筋はつけてやったから、後は自分の好きなようにすればいい、と思っていた。時折、学校の図書館で借りて本を読んでいるようではあったが、あくまで時々といった程度であった。
 僕は、幼い頃に病気をしたせいで、幼稚園の頃から本を読み始めた。今でも、漢字を親に聞きながら、アラビアンナイトや長靴下のピッピを心躍らせながら読んだことを時々思い出す。大人になっても本を読むのは大好きであるが、せいぜい娯楽的な小説やノンフィクションで哲学書や難しい本は苦手である。それでも、随分読書のおかげで僕の生活は広がったと思う。読書の喜びを息子にも知ってほしかった。
 ブラジル人は本を読む習慣があまりない。今でも文盲率は意外に高い。08年の統計で9.2%というからかなりたかい。この統計結果を見て、政府関係者は間違っている、といったらしいが・・・・・。国をよくするにはまず教育から、と政府も文盲をなくそうと力を入れているようだが、あまり大きな成果はでてないようだ。
 本屋も出版される本も日本に比べてかなり少ない。もっとも、日本は世界的にみても飛びぬけているのかもしれないので比べる方が間違っているかもしれない。ブラジル人が本を読まないひとつの理由に、本が高い、ということがあると思う。もうちょっと安く本が手に入れば読書人口も増えるのではないだろうか。それでも最近はメトロの中で本を読む人を見かけるようになった。読書人口が増えているのだろう。
 せっかく息子が本を読む気になっているので、今週の土曜日は本屋に行って本を買ってあげようと思っている。

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教育レベルが上がれば、国も良くなる。確かにその通りである。しかし、今ブラジルを牛耳っている資本家が、果たしてすんなりとそれを許すのだろうか?


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