2・24 郵便局で (2011/02/25)
家の近くの郵便局に行って、列に並んだ。列は床に張っているいる黄色いテープに沿って並べと指示がある。僕の前に、そのテープとは外れて居る男がいたが、その男を無視して、テープ通りに並んだ。並んで10秒ほど後に、男がツカツカとやってきて、何か言った。突然のことなので彼が何を言っているのか理解できなかった。ただ、男が低い声でむっとしたように言ったのは解った。「何? ここ?」と僕が聞きなおすと男はハッと床を見て気づいたらしく「いいよ、いいよ」と突然苦笑いしながら言った。 この小太りの気持ち悪い男はいったい何なのだ! 何を言ったのだ? あっ、あいつは「バイ ラー(あっちに行け)」と言ったのだ。つまり、彼は、僕が自分を抜かしたと勘違いして文句を言ったのだ。とやっと解って、むらむらと腹が立ってきた。この小太りの男は、体型、体の丸い線、雰囲気から言って、どうみてもゲイである。 僕の住むセントロの外れ地区はゲイが多い。普通に男の格好をした奴、完全に女装をした奴、さまざまな格好のゲイが見かけられる。うちの建物にも年配のゲイがいてその気持ち悪いこと気持ち悪いこと。普通の態度、しゃべり方をしてくれていたら、ゲイだろうが、サパトン(レズ)だろうが、ぼくは一向に構わないし、気にもしない。男を好きだろうと、女を好きだろうと、本人の勝手である。しかし、うちの近くに住む多くのゲイは、いつもキンキンしていてうるさい。とにかく目立ちがり屋が多く、なぜかゲイ特有の言葉の尻上がりが高い話しかたで声が大きい。その上激しくうるさく自己主張をする。そのしゃべり方に、いつも妙にいらだたされるのである。傍で見ていても見苦しい。 郵便局に居たその男は、さっさと僕の前に並び、自分の番が来るのをイライラしながら待っていた。髪を触ったり、床を足の指先で何回も蹴ったり、こちらも見てるだけで、イライラさせられる。よっぽど文句を言ってやろうかと思ったが、止めた。こんな男を相手に腹を立てるのはバカらしい。 知識階層にもゲイは多いが、彼らはソフトで繊細、人当たりもよく、自分がゲイだなんておくびにもださない。このような人はつきあっていても気持ちがいいが、いつもギャーギャーうるさく、ひたすら自己主張をするレベルの低いゲイは始末に終えない
 | パウリスタ大通り。 最近、大通りを歩いていたゲイが、何の理由もなしに突然襲われ、事件として大きく取り上げられた。 |
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