2・27 本 (2011/02/28)
日系人の友人と話していて、子供の本の話になった。 「ロビンソンクルーソーか15少年漂流記、トムソーヤーの冒険なんかの本を子供に買ってやろうと思っているんだ」 「そんな昔の本は読まないよ。今の子供は。映画になった本なんかは読むけどもね」と彼。 「そうかな?」 「僕らの子供の頃は、テレビの面白い番組も、映画も高かったし、今はコンピュータに、テレビゲームがあるからね」 僕らの子供の頃と言っても、日本とブラジルでは随分違ったと思うし、どんなに歳月がたったとしても、やっぱりイイモノはいいと思う。彼は頑固な男なので、それ以上「そんなことはない」と反論しても、無駄な時間を潰して、その上、最後はお互いに気まずい雰囲気になるだけなので「そうかもしれないね」と言ってこの話を終えた。 もしかしたら、彼の言う通りかもしれないが、小学、中学時代に読んだ芥川龍之介や、パールバックの大地は面白かったし、ロビンソンクルーソーや15少年漂流記なんか何度よんだか解らない。今のブラジルの子供はこうした本の面白さが解らないだろうか? もちろん、子供にもよると思うし、国柄にもよると思う。ブラジルのことだから、ブラジル人の彼が正しい可能性は十分高い。でも、どんなに時間が経とうが、国が異なろうが、良いものは良いと思うのだが・・・。これらの本を息子に買って感想を聞いてみようと思っている。
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