3・14 笑顔 (2011/03/14)
東京の友人より、子供が誕生したとの連絡を頂いた。こんな時だけによけいうれしいお知らせである。僕が言うのもなんだが、子供の笑顔はどんな辛いことも忘れさせてくれる。 先日行ったバイア州のマンゲ・セッコという場所にあるポーザーダのオーナー夫婦は二人の養子をもらっていた。そのことを知るまで、奥さんは褐色、夫は白人だったので、それにしても子供たちの肌が黒いのでおかしいなと思っていた。時折見せる子供たちの、ふとした寂しげな表情から、ここに来るまでに辛い思いをしたことが察しられた。そんな彼らも、この夫婦の愛情と恵まれた自然のおかげで少しずつ笑顔を取り戻してきているのだ。宿を出るとき、お父さんに肩車をしてもらい、手を振りながら見せてくれた子供の、満面の笑顔が未だに忘れられない。最高の笑顔であった。 子供たちがいつも笑顔を見せてくれるような社会への、日本の早期復帰復興を祈りたい。
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