3・16 ブラジルの救援 (2011/03/16)
テレビで日本の災害ニュースを見ていて、ブラジルの報道能力も近年の間に随分と向上したことを感じた。 グローボ局などは特派員を2人も送り、昨日あたりは仙台からニュースを流していた。僕がブラジルに来た頃は、海外の取材をテレビ局独自でした番組なんかなかった。リビアでは記者が捕まったり、最近は世界各地でブラジル人の記者やカメラマンが活動している。それだけブラジルという国が成長したということだろう。 昨日は、ブラジル政府がバス3台を東北地方に派遣し、出稼ぎの日系人など、ブラジル人を救出しているというニュースを聞いた。ブラジルも大したモノなのだ。 ブラジル本国では、日系人はジャポネス、ジャポネスと呼ばれ、たとえブラジル生まれでも、ブラジル人とは異なるように扱われていると思っていた。が、それは僕の勘違いで、日系人であろうがなかろうが、ブラジル政府はブラジル国民として救援しようとしている。そんな話を聞いて、ブラジルの懐の深さを感じ、嬉しくなってしまった。
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