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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/10/26)
3・23 免許更新

3・23 免許更新 (2011/03/24)  免許の更新をするために、視力などを検査する免許取得・更新専属の診療所に行った。リベルダーデに外れにあるなんとなく胡散臭そうな診療所であった。レセプションで待っていると、名前を呼ばれ検査部屋に入ると、日系人らしき初老の医者? が「そこの椅子に座って」と壁際の椅子をさした。座って顔をあげると、反対側の壁に視力表が貼ってあった。げっ、遠い! その距離4mほど。僕の視力では両目で2番目に大きい文字が見えるかどうかである。
 昨日、視力のことが心配になり、カメロー(路上販売)でメガネを探しがみつからなかったのである。
 ちょうど通りかかったリベルダーデの三重県橋にメガネばかりを売っているカメローがいたので見せてもらった。どれをかけても合わないのでおかしい、と思っていると売り子のモレーノ(白人と黒人の混血男性)も一緒になって探してくれた。「遠くをよく見えるのないの?」「ここにあるのは老眼用だけだね」とそっけない。仕方がないので、セ広場近くのカメローに行って合うメガネを探すがやはりない。今のところ、日常生活をするのにはメガネがなくてもさして問題がないし(もっとも、遠くのかわいい女性を見るのには、不便だが・・・)、完全なペーパードライバーなので今更高いメガネを買いたくなかった。10レアル(約500円)の路上販売のメガネだったら、1回こっきりの検査のために買っても惜しくない。その夜、日系の友人に電話をかけて聞いて見ると、カメローで売っているのは老眼ばかりで近眼用はないそうである。近眼用は眼科に行って視力検査をして視力を確認してもらってからメガネを作ってもらわなければならないらしい。以前、メガネ屋が日本のように視力検査をしようとしたら、眼科の医者が猛反対をしてできなくなったようだ。まったく面倒くさい。
 結局メガネは買えず、まあ、大丈夫だろう、もしだめだったら、泣き付けば通してくれるだろう、と高をくくっていた。しかし、日系人の医者は、ペーパードライバーで運転しないから、と言って泣き付いてもダメであった。考えが甘かった。5年前の更新時のときもよく見えなかったが、中国人の医者は、まあいいよ、と言ってあっさり通してくれた。やはり日系人は生真面目なのである。結局、もう一度メガネをつけて検査をしなければならなくなった。
 安いめがね屋があるサンベント近くをウロウロしていると、メガネ屋の名刺を持った男がいたので、声をかけてみた。店まで連れて行ってくれるという。ちょっと胡散臭い感じがしないでもないが、いざとなったら、逃げればよいだけである。
 連れていってくれた店は、古いビルの6階にあり、意外にきれいだった。一見、冷たそうな小太りのメガネをかけた白人系の、24,25の女性が対応してくれた。一番安いのは視力検査こみで110レアル。それはあまりにもちゃちいモノであった。次に安いのは150レアル。まあ、これならかけても恥ずかしくはない。これに決めた。すぐ店の前の建物にある眼科にさきほどの男が連れて行ってくれた。待っているという。「用心深いんだね、心配しなくても逃げないよ」というと、ははは、と照れ隠しに笑う。聞くと、彼はトラックの運転手をしていたが、病気を患っていらい、メガネ屋の客引きをしているという。ツルンとした丸顔がひとなっつこい。
 2時間後にメガネを受け取った。昔はメガネをつくるのに、2,3日かかっていたそうである。早くなったものである。これで明日、もう一度検査に行く準備はできた。
 結構面倒くさくはあったが、行きがかりでさまざまな人に会うことができ、それはそれで面白い1日であった。
 


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