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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/06)
4・4 借金 [画像を表示]

4・4 借金 (2011/04/05) 風邪で微熱が続き、身体がほてって熱い。また、今週あたり、旅行に出ることになりそうなので、以前から気にかかっていた銀行口座を閉めにいかなければならない。今日はゆっくり休んでいたいがもうリミットだから仕方がない。
 銀行口座をそのままにしていて、管理費が毎月マイナスになりさらに利子がついて膨大な額に膨れ上がり大変なことになった、という話を聞いていた。そういう人がたくさんいたようで、新聞にも取り上げられていた。ブラジルは利子が高い。小さな金額でも日が経つと思わぬ大きな金額になる。問題は小さなうちに解決していた方が絶対にいい。ブラジルで生活していて、教えられ教訓のひとつである。
 近くの同じ系列の銀行の窓口にいくと、ここでもできるという。口座を作った支店にいくのが面倒だったので、閉めてもらうことにした。
 副支店長クラスの女性が数人、入り口近くの机に座って、業務をしていた。どの女性も30以上で綺麗に着飾っている。このクラスになると着る服にもかなり気をつけているのだ。それにしても、どこの銀行も女性が多い。何故だろう? その一人に促され、机に前に座った。
「口座を閉めたいんですけど」そういうと、早速キーボードを叩き、僕の口座を開く。「クレジットカードをもっていますか? 問題があるようですけど・・・。2006年に使ったお金が支払われていませんけど」
「ええええっ そんなはずは!・・・」一切身に覚えがなかった。それに一度も請求書を受け取ったこともない。その旨を伝えると「でも、ここにでていますからね。口座のある銀行の支店長と話してみてください」支店長と言ってもそのカードは銀行で作った訳でなく、電話の勧誘で作ったものである。なんかおかしい。「どこの支店長?」「それなら、銀行のセントラルに電話してみてください」そういわれて電話番号をもらった。
 このような大事な会話は僕のポルトガル語では通用しない可能性があるし、うまく丸め込まれるかもしれない。いつもお世話になっている日系2世の方に電話をしてもらうが、通じないという。
 結局、カード会社の窓口対応をしている支店に行って調べてみてもらうことにした。こういうカード会社は、以前は電話でのみの受付であったが、最近窓口対応をしてくれるところが増えた。おそらく、電話対応のひどさに膨大な文句が続出し、開設されたのだろう。ブラジルの電話対応は最悪で電話をかけても、面倒くさい内容は、あちこちたらい回しにされ、あげくの果てはプツンと切れらてしまうということがざらである。電話代だけかかりどうにもならないというのがかなりの可能性である。
 対応してくれた女性は20代の白人系女性。以前来たとき対応してくれた同じ女性である。見かけはちょっと冷たそうであるが、懇切丁寧にきっちりと対応をしてくれた。「前にも対応してくれたよね。覚えてる?」そういうと、ニッコリわらって「覚えてます」と言う。その笑顔ですっかり気分がよくなりスラスラと話はすすんだ。「そんな情報はないですね~・・・。もし心配でしたら、そういった全ての情報を見ることができる機関SCESPに行ったらどうでしょうか。このすぐ近くですよ」
 さらにSCESPに行って長い列に並ぶ。借金がないか調べたり、証明をするために、使われている場所なのだろう。やっと僕の番がきて調べてもらうが、やっぱりそうした情報はないという。
 再び、午前中行った銀行に行って、別の副支店長に調べてきた旨を話すと、「それじゃ~ないんでしょう。心配しなくてもいいわよ」「じゃあ、どうして銀行のコンピュータに乗っているの?」「しばらくすると消えるでしょう」「えーっ!?」いったい今日1日かけて歩き回ったのはなんだったのだろう。「だけど、ここはブラジルだからそんなあいまいなのは信用できないよ。もう一度見てくれるかな」そういって調べてもらうと、そんな情報は何もなかった。なんという! 最初に見てくれた別の副支店長が誤って別の人間の情報を見ていたのだろうか!? これ以上、文句を言っても始まらない。とりあえず、問題は解決した。いろいろ大変であったが、いろんな社会を垣間見ることができ面白かった。もっとも無事解決したからこそ、こんなことがいえるのだろうが・・・・。
 キーボードを打つだけで、簡単に借金ができたり、お金が入ったりする可能性もあるわけである。まったく怖い世の中になったものである。とにかく管理はしっかりやってもらいたい。一桁の数字の打ち間違いや一文字の文字のうち間違えでヘタをすれば人生は変わってしまうのだから。

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セントロの銀行街。合併に次ぐ、合併で僕の使っていた銀行も吸収されて、口座番号まで変わってしまった。大丈夫なのだろうか? 預金がゼロになっていたなんてことにならないように、注意しておかなくては


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