4・8 真理 (2011/04/09)
思うと、こうやって自由に生きていけることが不思議だ。恵まれていると思う。嫌なことはほとんどやらないし、嫌な人にもできるだけ会わない。自分のやりたいことのみ追求して生きている。そういうことをできること自体が恵まれていると思うし、感謝しなければ、と思う。もちろん、お金を稼ぐために、時には不本意な仕事もするが・・・。 たぶん、このままいけば、無名で終わるだろう。それは、僕自身の努力と才能が足りないのかもしれないし、運がないのかもしれない。しかし、それはそれでいいんじゃないか、と思えてきた。負け惜しみでなく本心で。以前は、どんどん写真を発表して、世に名前を出していきたい、売っていきたい、という思が強かった。そういう思いが今はまったくないか、と言えば嘘になるが、どんどん薄れてきていることは確かだ。 代わって、自分の納得いく写真を撮りたい、という欲求が強くなってきた。仕事であろうと、自分の写真であろうと、神経を研ぎ澄ました納得のいく時間を切り取れることができ、満足いく時間をすごせれればうれしい。納得のいく写真が取れれば、それこそ快感であるが、ちょっとした不注意や自分の甘さからなかなかそうならない。たかだか、シャッターを押す行為であるが、写真という世界はつくづくおくが深い。 どんな分野であろうと、その分野の真理を追求しようとすれば簡単なことではない、と思う
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