先日リオの学校で起きた無差別殺人がテレビのニュースでしきりに放送されている。犯人は、２４歳の青年で教室内で乱射し１１人の児童を殺害し、そのまま自殺してしまった。暗い性格でほとんど友達もいなかったという。 　最近、学校でのいじめ問題もよく聞くようになった。僕がブラジルに来た頃は、イジメなんてブラジルにはないよ、と言って日本人の陰湿さに驚かれた。僕は、ブラジル人は日本人以上に陰湿だと思っているから、ぜったいイジメがないはずはないと思っていたが・・・。イジメで学校に行きたくない子供や、学校を変わる子供もふえてきているらしい。 　ここ数年のブラジルとくにサンパウロやリオなどの大都市の発展は目覚しい。急激な発展のひずみや、現在先進国と言われている国々が抱えている問題が、こうした都市でも顕著になってきたのだ。ブラジルがいろんな意味において先進国の仲間入りをしたと言うことなのかもしれない。 　今後、こうした事件や問題は増え続けるだろう。貧富の差が大きく道徳観のない自分勝手な人間が多いだけに末恐ろしい。 強盗よけに、厳重に防護された窓

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