5・3 やっとサンパウロ (2011/05/03)
やっとサンパウロに今朝帰りついた。 深夜の飛行便は、安いせいか、裕福そうにはとても見えない人々でほぼ満席状態であった。スーツ姿の人はゼロ、田舎の町をぶらぶら歩いているという感じの格好の人ばかりで、子供連れ、爺ちゃん婆ちゃん連れが多い。まるで、地方行きの長距離バスに乗っている感じだ。 バスと同じ値段か、ちょっと安いくらいでチケットが購入できるのだから、これを利用しない手はない。ただし、深夜の1時、2時の出発だ。僕が乗った飛行機も深夜1時40分発のものだった。一昔前は、裕福な人間しか飛行機に乗れなかったことを考えると、ブラジルも随分発展したものだ。 疲れた身体にムチをうち、一番安い乗り合いバスに乗って空港からセントロに向かう。タクシーで約85レアル、空港直行バスで25レアル、乗り合いバスでメトロとあわせて約7レアルだからちょっときついがしようがない。 空港に4時半につき、空港からバスからメトロに乗り換えるタツアッペ駅についたのが約5時40分。まだ薄暗いというのに、メトロはほぼ満杯状態。驚いた。皆こんな薄暗い時間から働きに出ているのである。ブラジル人も働き者になったものだ。これじゃあ、僕の頭にあった「ブラジル人は怠け者」という考えを修正しなければならない。怠け者は実は自分自身だったのである。
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