5・27 市場 (2011/05/27)
やっぱりサンパウロの市営市場はきれいで、清潔で、品揃えが凄い。久しぶりに魚の買出しに行ってつくづくそう思った。さすが南米1の経済都市の市場である。 半分観光ポイントのようになって、少し綺麗過ぎる感じはするが、まあ綺麗にこしたことはない。ピアウイ州の州都、テレジーナで市場に行きたくて、ホテルのフロントで市場の場所を聞くと、フロントの係りは、「あそこは汚いからいかない方がいいですよ」と言う。それでも行きたい、と無理に聞きだすと、すぐ近くにあるという。実際に行ってみると、確かに決してきれいだとはいいがたかったが、地元の人々の生活臭がプンプンとし、面白かった。 テントがかけられた、市場の薄暗い路地には、果物、野菜、香料などが一杯に並べられていた。一番買い物客の少ない2時ごろだったせいかごつい顔のおばさんやおじさんが、たいくつそうに店番をしていた。珍しい果物も変わった野菜もも穀物もなかく、活気も感じられなかったが、そのねっとりとした熱帯独特のけだるい雰囲気は僕にとって刺激的であった。 今、こうしてサンパウロのきれいな市場にいくと、マナウスやテレジーナの汚くけだるい雰囲気の市場が懐かしくなる。
 | サンパウロの市営市場。ブラジル中の果物が集まり、見るからにきれい。 |
|
 | テレジーナの市場、暗く淀んだ感じがするが、ぼくはこちらの方が好きだ |
|
|