5・27 寒さ到来 (2011/05/28)
今朝は冷え込んでいる。と言っても息も白くならないし、氷も張ってないから、寒い地方にいる人に言ったら笑われるような寒さである。 そんなことを考えていると、北海道の寒さを思い出した。銭湯に行った帰り道に髪は凍るし、朝起きると、カーペットはがちがちに凍りつき床にくっついていたモノである。大学の演習林でー20度という温度を体験したときにはさすがに驚いた。北海道のからっとした気候のせいか、温度の割には寒さを感じなかったが、鼻毛が凍るのである。そんな寒さに比べると今の寒さなんてへのカッパ。むしろ暖かいと言えるだろう。 本当の寒さをしらないブラジル人は冬になると、わざわざ寒い地方に観光に行く。冬になると、よくテレビのニュースで雪を見てはしゃぐ人々を見かけるが、この感覚はどうしてもわからない。わざわざお金を払って寒い所にいくなんて僕からすれば物好きとしか思えない。が、氷点下をめったに味わうことのない人にはやはり珍しいことなのだろう。 朝の散歩をしていて、寒さ避けに路上生活者がビニールに包まって寝ていた。顔の近くは吐息で白くなり、一瞬大丈夫なのかな、と心配したが、気持ちよさそうな顔をしてスヤスヤと寝ていたので息苦しさは感じていないだろう。いくら氷点下にはめったにならないとはいえ、これから彼らにとって辛い季節が訪れる。
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