6・10 災害 (2011/06/10)
「サバイバル」という、さいとうたかおのマンガを読んでいる。ちょうど僕が、中学生の頃のマンガだったと思うから、20年以上前のモノである。地震で日本のいたるところが海中に沈んでしまい、ひとりの少年が生き残り、サバイバル生活をしながらも逞しく成長していくと言うストーリーである。読んでいて全然古い感じがしないのは、今の日本で実際起きても全然おかしくない状態だからだろう。 南米でも、チリのプジェウエ火山が4日に噴火し、近隣の国では飛行機が欠航している。噴煙の影響でブラジルでも南の空港が使えない状態だ。こんな災害のことをニュースで見ていると、ブラジルには地震がないといわれているが本当なのだろうか?とちょっと不安になる。 もし、ブラジルで地震が起きたら、そんなことは考えるだけでも恐ろしい。最近でこそ、鉄筋の頑丈な高層ビルが建っているが、以前はレンガを積み合わせただけの建物がほとんどであった。さらに手抜きの建物が多いことも心配である。今までもリオやレシフェの高層アパートが建設の手抜きから全壊したこともある。震災に人災が加わり、もし地震がおきたら、ドミノ倒し状態で建物は倒れていくだろう。 世界中で災害がおきてもおかしくない状態だけに、地震がないといわれているブラジルでも恐ろしい。
 | サンパウロ近郊では不動産バブルでと高層ビルが建築ラッシュ。多分、地震のことなど何も考えていない? だろう |
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