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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・15 ブラジルでうまくやっていくコツ [画像を表示]

6・15 ブラジルでうまくやっていくコツ (2011/06/16) 「やっとブラジル人が好きになってきたわ」ともう日本に帰る、長期滞在の婦人がニコニコしながら話しかけてきた。この人の場合、ほとんどブラジル人と接触することがなく、最近そうする機会が増えてきただけで、実際のブラジルというものをほとんど知らない。
 ブラジル人の多くは、特に外国人に対して、表面的には明るく、親切である。しかし、実際は、陰湿で嫉妬深く恨み深い人間が多いことも確かである。ブラジルは移民国家であるから、あらゆる国のあらゆる人種が集まり、血が混じり、それこそもう人種のルツボ状態である。その上、歴史上に奴隷制度も存在した。生活するうえで、いかに周囲の人間の恨みを買わず、うまくやっていくかが日本以上に重要なのだ。だから、表面上は人に対して、あたりさわりのない、いいことしか言わない。ヘタに恨みを買うと、強盗にあったり、いじわるをされたりするからだ。これは、ブラジルに限らず多分移民国家だったら、どこの国でも言えることだと思う。
 人との関係をうまくやっていくために挨拶の文化は、凄い。例えば、パーティなどで、来た人はかならず一人一人に挨拶するし、帰るときも、一人一人に挨拶して帰る。エレベーターの乗り降りや会社などでも同じである。まあ、確かに挨拶をするだけで人間関係は変わる。小学校のときに、朝夕の挨拶をしろと口がすっぱくなるほど言われた覚えがある。挨拶されると気持ちがいいから、しないよりはした方が人間関係はうまくいく。
 ブラジルでうまく生きるためには、周囲と摩擦を起こさず、いつも挨拶をすることがコツだ。もっとも、これはどこの国でも言えることではあるが・・・

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