6・17 トラック泥棒 (2011/06/18)
朝のニュースを聞きながらブログを書いていると、「トラック強盗が激増した」と耳に入った。思わず、ブログを書くの止め、見入ってしまった。 今年だけで既に1800件、サンパウロ州がその70%を占めるという。高価な、ラップトップや薬が狙われるらしい。最近、銀行のATM強盗や、高級アパート襲撃強盗など、より危険が少なく稼ぎの多い強盗が激発している。数年前は銀行強盗が多かったが最近はあまり聞かない。時とともに強盗の様子も変わっていくのだ。 つい先日、通りでカメロー(露天商)がチョコレートを市価の3分の2程で売っていた。僕の好きな「ビス」というチョコレートである。突然甘いものが食べたくなり、思わず2つ購入してしまった。このニュースを見ていて、もしかして、あのビスもトラック強盗が盗んで転売したのかも、と思い当たってしまった。 リベルダーデの大量販店は盗まれた商品を安く買いたたいて、それを特価で安く売っている、という噂もある。そうなると、商品を買う僕らも、泥棒の片棒を担いでいるようなモノである。しかし、安い商品を見ると、そんなことをあまり考えず、ついつい買ってしまう。モノがどんどん高騰しているサンパウロではいわんやである。 強盗が増えると、運送料や商品の保険が上がり、正規の商品は高くなる。この悪循環が続き、結局消費者が一番損をすることになるのだろう。
 | 帰宅時間の6時ごろ。この時間にはたくさんのカメローが出没し、携帯、DVD、お菓子などさまざまなものが通りで売られる。 |
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