6・29 向上志向のブラジル (2011/06/30)
ニコンがサンパウロに事務所を開設した。2年間、CCDの掃除をしていなかったD700を持っていく。日本でトレーニングした技術者が対応しているとのことであったが、本当に大丈夫なのか、心配であった。値段は約2500円、日本では1000円であるから、かなり高い。その辺等々、いろいろ不満があったが、掃除をしてもらったカメラを見て、出してよかった、と思った。 CCDの掃除だけでなく、カメラ全体の掃除、機能を確認をしてくれていた。その細やかな作業を受け、まるでカメラも喜んでいるような感じを受けた。日本で別のカメラを去年掃除してもらったが、それまではCCDだけでなく全体も綺麗に掃除してくれていたのが、全体の掃除はなく、むしろ以前より汚くなっているような感じさえあり、サービスの低下にがっかりした。 今回の掃除でブラジルニコンの意気込みを強く感じた。ブラジルで日本以上の丁寧なサービスを受けられるなんて、今まで思いもしなかっただけに嬉しい。これで、日本並みの値段にしてくれれば、もう言うことはないのだが。 ここ数年、日本に行くたびに、日本で売られてい製品の質の低下、サービスの低下を感じていた。それに比べブラジルで買う製品の質の向上は驚くべきモノがある。サービスも随分もよくなった。まだまだ、日本並みとはとてもいえないが、もし日本が低下しつづけ、ブラジルが向上していけば、質、サービスともに日本を追い抜くこともまんざらありえないことではない。
 | パウリスタ大通り。暗くなるのもすっかり早くなった。 |
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