7・6 ペットショップオーナーのぼやき (2011/07/07)
「何処に、そんなにたくさんお金を稼いでいる人がいるの? 政治家か企業家ぐらいでしょう!」 行きつけのペットショップのオーナーがぼっそと言った。このリベルダーデのペットショップは14,5年続いているが、なんとかやっと経営している状態らしい。ブラジルは景気がいいはずなのだが・・・・。少なくても、ここリベルダーデの一般庶民は、景気がよいとは決していえないようだ。 確かに、ブラジルは景気がよいように見えるが、実際、ペットショップのオーナーが言うように庶民には金が回っているとはとても思えない。インフレが収束し、カードなどによる月賦払いができるようになり、消費は上がっているが、庶民はその月賦払いで青息吐息、とても趣味やペットにまでお金を回す余力がないようだ。 実際、約64%の家庭が借金を抱えているようだし、月収70レアル(3500円)の極貧生活者がサンパウロには約10万人もいるらしい。それにもかかわらず、市長、局長の給料を3.5倍に引き上げようとしているようだ。とても考えられないことだが、きっとあっさりと認められ、給料はあげられるだろう。 僕自信も、ほとんど外食することはなくなった。あまりにも、レストランの値段があがり、1度食べに行くと軽く50レアル~100レアルかかってしまうからだ。僕のようなギリギリの生活をしている身にはとても無理だ。せいぜい行くとしたら、安い中華料理くらいか。結局は材料を買って自分で作るほうがおいしいものが食べられるということになってしまう。
 | 銀行のシンジカットのデモ。 給料値上げのデモをしょっちゅう見るようになった。デモをしてあげてもらえる人がうらやましい。 |
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