7・8 貢献する動物たち (2011/07/08)
この頃、犬を連れた路上生活者が道路を2,3匹の犬を連れてゾロゾロ歩く姿をよく見かけるようになった。最近寒いので、犬と寝ると暖かいからかな、と思っていたが、どうやら違うようだ。 先日、数人の若者に路上生活者が襲われる事件が起きた。たまたま警官が通りかかり最悪の事態を免れたようだが、襲われた中には妊婦もいたようで1歩間違えば大変なことになったかもしれない。こうした襲撃を避けるために路上生活者は、番犬に連れて歩くようになったのだろう。 多くのこうした人々は固まって夜を過ごしているようであるが、仲間同士でも信用が置けず、油断をすれば、身包みはがされる、ということを聞いたことがある。人間に比べ犬たちはずっと信用ができ忠実であるし、一緒にいれば、犬も人間もお互いに安心感がある。 考えて見れば、僕なぞも犬のおかげで精神的にも、健康的にも随分助けられている。ブラジルの犬猫の飼育数はここ最近急激に伸びている。社会からはみ出した人も、上流階級の人々も、動物たちに、いろんな意味で救われているということは、それだけこの町が殺伐としている、ということなのだろう。
 | 今日も寒い。朝もやが町を覆っていたが、急に日が照り始めた。暖かくなればいいのだが |
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