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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
7・8痴漢 [全画像を表示]

7・8痴漢 (2011/07/09) 夕方のニュースで、ラッシュアワー時の様子をレポートしていた。確かに、2,3年前から特にラッシュは凄くなったような気がする。ラッシュ時にはできるだけメトロやバスに乗らないようにしているが、それでもたまたま乗り合わせるとひどいことになってしまう。それこそ東京のラッシュ時なみ、いやそれ以上かもしれない。
 このラッシュを利用しての、スリや痴漢が横行しているらしい。僕がブラジルに来た、20年ほど前には痴漢はないといわれていた。もっとも今のような大混雑は存在しなかった。
 日本女性に比べるとはるかに気が強いブラジル女性だから、大声をあげて痴漢を撃退するのではないかと思っていたが、取材された女性によると、あまりに混雑していて誰が触っているのかさえも、わからないらしい。さらに、やはり大勢の人の中で大声を出すのは恥ずかしい、という人もあった。痴漢としても、気の弱そうな女性を狙っているのであろう。
 男の側からすれば、露出度の高い服を着た、むっちりムンムン系の女性が自分のすぐ傍に居たら、出すツモリはなかったのだけど、思わず手が出てしまったなんてことも全く無いわけではないような気がする。それほどブラジルには、メスホルモンをムンムンと撒き散らしているような女性がいるのだ。大分前に一度、女性専用の列車ができたらしいが、結局男性が全然守らず廃止になったようだ。
 日本で痴漢にあったことがあるという女性によると、オゾマシく、絶対許せないモノらしい。僕も、日本のラッシュ時の列車で、偶然か、故意か解らないが、お尻に男の股間が接触し、非常に気持ちが悪かった。
 ブラジルの場合、かなりの割合でゲイがいるだろうから、痴漢にあっているのは必ずしも女性だけではないような気がする。痴漢にあってゲイに目覚めたなんてシャレにもならない話しである。ブラジル人は20歳を越えると、とたんにオッサン顔になる男が多いが、10代の男の子の中には、男の僕が見ていても美形の少年がいる。うちの息子も少年の頃はかなり可愛く、知人の日本人の女性などは「わー、可愛い! 肌が綺麗ね~」などといいつつ、ペタペタ触っていた。母親もかなりゲイ関係の男などには気をつけていたようである。もっとも、今は可愛さもすっかり失せてしまい、そんな心配は全く必要なくなってしまったが・・・。
 ここブラジルでは、痴漢は女性だけでなく男性も気をつけた方がいいかもしれない。日本からきたばかりで色白でみるからに軟弱系の人は、ラッシュ時のメトロは避けた方が無難である。

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痴漢が増えたということは、サンパウロもすっかり世界並みの都市になったということか。そういえば、町並みも世界並みになった


 


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