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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
7・16 食の安全

7・16 食の安全 (2011/07/16) ブラジルでも、最近、農薬、家畜に与えるホルモン剤などの影響が取り沙汰されるようになってきた。
 母が宗教活動をしていたおかげで、僕は小さい頃から、無農薬野菜などを食べて育ってきた。せめて息子にも、できるだけ健康に害の無いものを食べさせたいと思い、可能な限りの無農薬野菜、ホルモンを与えてない卵、鶏肉などを食べさせるよう心がけてきた。そのおかげか、息子もこうした安全な食品を食べることの大切さが解ってきたようで、夕飯を一緒に食べていると、食品の出所などを聞くようになってきた。学校でも、食の安全性について習うようで、「鶏は早く成長させるために、ホルモン剤を与えて、ずっと明るいところで育てるんだって」などなど仕入れてきた知識をときおり話す。
 母からしてもらったように、食に気をつけていたからこそ息子も食の安全性に気を留めるようになったと思う。収穫を上げるために農薬やホルモン剤の投入、遺伝子組み換えが日常茶飯事に行われている現代社会の中では、少々気をつけても所詮は同じことかもしれない。だいたいこれらのものを全く食べないで生活するなど、都会に住んでいる限り不可能なことであろう。しかし、安全なモノを食べていこう、という気持ちは、アレルギー反応などのない快適な身体をつくり、健康な子孫を残していく上では重要なことだと思う


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