7・16 息子の夢 (2011/07/17)
先週の寒さが嘘のような快適な日が続いている。初夏のすがすがしさに溢れた今朝は、半袖で散歩ができる程であった。こんな気持ちの良い天気がずっと続いてくれれば嬉しいが、なかなかそうはいかないだろう。またいつ寒い日が戻ってくるかわからない。 久しぶりに、息子と夕飯を食べに行った。 「大学で、ナノか化学の勉強をして、いい企業に就職するんだ。お金ができたら大きいアパートを買って犬をたくさん飼いたいな~」と自分の夢を喋り始めた 後半の夢は、多分に動物好きの、ぼくの影響を受けている感じがするが、前半は、現実的でいかにもブラジル人らしい、いや現代の若者らしい発想で、少々がっかりしてしまった。もうちょっと夢のある将来を望んで欲しかった。14歳にしてこんな現実的な夢しかもてないのは、お金に苦労する生活を強いている親の責任だろう。そう思うと、何も言うことができなかった。 この年齢時の、僕の夢は、北海道で牧場主になることであったような気がする。それが夢のある将来とは言えないかもしれないが、お金を儲けようなんてことは、全然考えていなかった。とにかく、自然の中で動物に囲まれて自分の好きに生活を送りたかったのだと思う。 彼の将来がどのようになるかは、解らないが、偉い人間にも、お金持ちにもならなくてもいいから、人に迷惑をかけない、自分の満足のいく生活を送れる人間になってもらいたい。それが唯一の僕の希望である。
 | 今日は朝から暖かく、初夏のようにすがすがしく気持ちがいい。 |
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