8・5 増えるケバブ (2011/08/06)
秋葉原などでも見かけるドネルケバブがブラジルにもある。パンに挟んで、粉ジュースの元を水道水で溶かしたモノをつきで、2レアル(約100円)。1個食べるとそこそこお腹がはり、この値段。貧乏人の強い味方なのだ。多分サンパウロでは一番安い食事ではないだろうか。このドネルケバブは、いわゆる貧乏人や労働者が集まるメールカードムニンシパル近くやルス駅近くでよくみかけ、ケバブ売りを取り巻くようにして、多くの人がモノも言わずに食べている。 最近、セントロを歩くといたる所に見かけるようになった。セントロ付近は、お金持ちにとって治安が悪い、危ない場所であるから、まず彼らは足を向けないような地区、いわゆる庶民層の町なのである。以前はあまり見かけなかったのに、ケバブが増えているということは、食事の値段が上がっていることもあるし、おそらくお金に困った庶民が増えてきているということだろう。 海外からどんどん外資が流入し、大企業や資本家はますますお金を儲け、表面的には好調だと言われている。確かに、庶民も恩恵をこうむり、生活は10年前に比べられないほど便利になっているが、実際はローンが雪だるま式に増え、お金に窮している人が多くなっているようだ。
 | 昨日、今日と冷えこんだ。今年一番の寒さらしい。と言っても5,6度ではあるが。 |
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