8・14 ストレス (2011/08/15)
オス犬、ニンジャは、前ほど、散歩に行くのを嫌がらなくなった。以前はリードをつけるために呼んでも来もしなかったが、最近は素直にやってくるようになった。やっと散歩の楽しさを解ってきたのだろう。 考えてみれば、僕も散歩が以前に比べれば、随分楽になった。というのは以前は、散歩の途中に中型の秋田犬ほどの犬が2匹が放し飼いにされていたが、数ヶ月前からいなくなったからだ。彼らは、早朝にはいつも道に放たれ、近くを通る度に攻撃をしかけてきた。襲ってくる彼らを、散歩時にいつも持ち歩いている、撮影用の一脚で追い払わなければならなかった。 たぶん、臆病者のニンジャは、彼らの攻撃がストレスになっていたのだろう。内弁慶の彼は、家では幅を利かせて、ドアの外で、おかしな音がすると一丁前に吼えるような犬であるが、外ではからきしだめで、何かあると、尻尾を股の下に丸めて逃げるような犬である。当時は気がつかなかったが、最近のニンジャの変貌振りを見るとイジメ犬は彼のストレスになっていたことは確かである。 犬でも、イジメは大きなストレスになるのだから、繊細な人間はましてやである。10数年前は日本のような陰湿ないじめがない(絶対あると思っていたが・・)といわれていたブラジルでも最近はイジメが問題になっている。人間の場合は複雑な問題が絡んでくるだけに、犬のように簡単に問題が解決は難しい。 以前はないといわれていた痴漢も増えてきたようだし、社会が拡大、発展し、人のストレスが増大すると、抱える問題はどこの国でもおなじになるのかもしれない。
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