9・2 唯一の救い (2011/09/03)
ほぼ毎日、文化協会の図書館に通ってマンガを借りて読んでいる。ジャンルはおかまいなしに、さいとうたかおから少女マンガまでなんでも大丈夫であるが、毎日5冊借りてよんでいるので、あらかた読んでしまい、もう読むのがほとんどなくなってしまった。 最近は「3、THREE」という古い少女マンガを読んだ。ストーリーもしっかりしており、なかなか面白いと思って読みすすんだが、スト-リーが終わりにさしかかると、突然雑になり拍子抜けしてしまった。ネタに詰まり、とにかく終わらしたのであろう。 本やマンガの寄付によって作られた図書館であるから、古いものが多く、僕が学生時代などに読んだマンガが結構ある。読んでいるうちについつい当時を思い出してしまう。「ボーダー」もそんなマンガのひとつで、主人公の、就職もせずにハチャメチャナ生活に、大学時代には憧れ、随分感化された。結局、今のようになってしまったのも、このマンガの影響が少なからずあるような気がする。 当然、主人公のような、運と才能、思い切り、人間的魅力があるわけもなく、うまくいくわけがない。レールから外れてしまったのはいいが、この年になっても人並みの生活からは程遠く、未だに自分の仕事を確立できていない状態である。ただ、自分が好きなように生きている、という実感があるのが唯一の救いである。
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