9・18 写真のまとめ (2011/09/19)
ここ数年撮った写真を10月に日本に持っていこうと、まとめている。ひとつのテーマを持ってまとめようとしているのだが、どうもなかなかうまくいかない。客観的にみて1枚1枚の写真はそれほど悪くないのだが、それをひとつにすると途端に面白みは半減する。タイトル次第で随分印象が変わりそうな気がする。とりあえず、すべてを印刷してそれをみながらいいタイトルを考え出すしかない。 印刷の合間にある漫画家の初期作品というのを読んだ。今までまったく聞いたことのない作家であったが、集英社から初期作品集として出るくらいだから、僕が知らないだけで、日本では人気のある作家かもしれない。しかし、たいして面白みのある内容でもないし、惹かれる絵でもなかった。たまたま最後の作品解説のページが目に付いた。描いた当時の思い出や背景事情を書いたモノであった。これが結構面白く、思わず読み入ってしまった。それによると、本人はこの初期の作品に対してかなりの自身と思い入れがあったらしい。僕が読む限りではぜんぜん大したことのない作品集であるが、本の裏書を読むと、鬼才などと書かれているから今は売れっ子なのだろう。僕に見る目がないのか・・・・。 この作家のように、とにかく自分の作品に対して絶対的な自信を持つことが重要なのだな、とつくづく思った。誰も認めてくれなくても、せめて自分が認めてあげないと、その作品は浮かばれない。 印刷しているうちに、自分の写真にすこしがっかりしたが、これらの写真をどこまで押し上げることができるかは、選び取る目と題名次第である。誰も認めてくれなくても、めげないくらいの自信を持てる作品にしたい。
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