10・5 生活のマナー (2011/10/05)
散歩をしていると建物の軒下から、ジャージャーと音を立てながら、まるでシャワーのように水が落ちていた。てっきり水が漏れているのかと思って見上げると、水が出るように穴を開けた水道管が軒下にそってつけられていた。 その軒下はいつも路上生活者たちが固まって一夜をすごしているところであった。たぶん建物のオーナーがそれを嫌ってこのような措置に出たのであろう。ここの軒下で寝ていた人々は、皆7時前には起き出して、いなくなっていたから、迷惑をかけるようなことはあまりなかったようだが、誰かが汚してヒンシュクをかったのだろう。ちょっとやりすぎではと思う反面、路上生活者の中には、大便をしたり、どろどろの食い物のカスを残していったり、汚す人もいるから仕方がないという気がしないでもない。 いくらここがブラジルで自由な路上生活者といえども、最低限のマナーを守っていかないと、生活空間は狭められていく。
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