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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・30 寂れた高知の町

10・30 寂れた高知の町 (2011/10/31) 無事ブラジルに到着。
 日本滞在中は、一度も地震を感じることもなく、すごすことができたのは本当にラッキーであった。もしかしたら、地震にあって、死ぬかもしれないという覚悟をしていったので、ちょっと拍子抜けをしてしまった感じさえある。
 毎回、日本に行くと、髪が抜けるのだが、今回も、大量に抜けた。ただでさえ少ない髪が無くなってしまうのではと思えるほどであった。それがブラジルに帰ると、ほとんど抜けなくなる。いったいどうしてだろう? 去年も同様に感じたのだが、もう日本は僕の身体に合わなくなってしまっているのだろうか。
 生まれ故郷の高知は寂れてしまい、僕が高校生だった頃は一番の繁華街だった帯屋町のアーケード街はシャッターのしまった店がかなり増えていたし、町で最も有名な観光地、はりまや橋の斜め向かいには、巨大なパチンコ店が出来上がっていた。郊外や町中でやたらに目についたのは、パチンコ店であったし、活気のあるのはパチンコ店だけなのかと思うと寂しくなった。
 東京はさすがに人は多く、いつもと変わらないように見えたが、なんとなく町のエネルギーが少なくなったような気がした。東京でさえそうなのだから、ほとんど産業のない高知が寂れるのも当然といえば、当然である。しかし、生まれ故郷がどんどん寂れていくのを見るのは悲しい。
 


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