移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/20)
12・19 僕のワイン師匠 [画像を表示]

12・19 僕のワイン師匠 (2011/12/20) 今日はメルカードに買出しの日。最近、あまりいい魚が入っていないので今日も期待はずれに終わるかも解らない、と思いつつ、出勤前の人々で溢れるセントロを横切る。
 年末のせいか、メルカードもさすがに人が多い。期待していた魚も、刺身にできそうなモノは見当たらない。普段はあまり買わないボックスに行ってみると、活きのよさそうなオオアジが入っていた。刺身も大丈夫だという。値段も1キロ14レアル(700円)で手軽である。刺身用に3枚におろしてもらう。頼みもしないのに、真空パックにまでしてくれた。前もこの店で買ったときに、真空パックにくれ、家で食べると非常においしかった。パックしようがしまいが、たいして変わらないであろう、と思っていたが、もしかしたら刺身の鮮度は全然異なるのかもしれない。
 年末用のワインを買いたくなり、いつもいく酒屋にいく。おいしいワインを選んでくれるネルシーニョが、今日は別のお客さんに着いて忙しそうである。「ちょっと、待ってて。たくさん買ってくれるんだけど、選ぶのが遅くてね」と支払いカウンター一杯に並んだビンをちらっと見ながらこぼす。
 この店はワインを中心にウイスキー、ビール、カシアッサ、ラム、酒までおいてある。これだけのアルコールを品揃えしている所はサンパウロでも珍しいのではないだろうか。僕がこの店を気に入っているのは安いモノから高いモノまで幅広く売っているところである。一度セントロにあるチョット洒落たワイン専門店に入って驚いたことがある。すべて50レアル以上のワインばかりで、僕が買ういわゆる1000円ワインはまったくなかったので、慌てて出てきたことがある。
 この店では、チリやアルゼンチンのワイナリーに直接人を送って買い付けをしてきているので値段もそこそこに抑えられるようだ。先週飲んだワインもネルシーニョがチリまで行って買い付けてきたものだった
 やっとお金持ちのおばさんのお相手を終えたネルシーニョがやってきた。彼の適切なアドバイスのおかげで、僕の飲むワインの価格は確実に上がっている。最初のうちはせいぜい18レアルくらいだったのが今や30レアルほどになってしまった。この価格帯のワインは5レアル違うだけで確実に味が異なる。一度30レアルのワインの味を覚えると、もう後には戻れない。彼が、値引きをしてくれることも大きい。時にもう品数が少なくなった45レアルほどのワインを30レアルほどにしてくれることがあり、ついつい購入すると、すっかりそのおいしさに参ってしまい、それ以上か同等のレベルの味のものを求めてしまう。そうしているうちに次第次第に購入額が上がっていってしまった
 彼の良いところは、20レアル以下のワインでもおいしいものがあると薦めてくれるところだ。
「高いワインを買うようになってしまったよ。あんたのせいだよ。もう僕のワインの師匠さんだね」と言うと彼は嬉しそうにニコニコ笑った。

DSC_7977.jpg
僕のワインのお師匠さん。安いワインしか買わないのにいつも懇切丁寧に僕好みのワインを教えてくれる


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2020 楮佐古晶章. All rights reserved.