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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/10/20)
1・14 UFC IN RIO [画像を表示]

1・14 UFC IN RIO (2012/01/15) 夜中にテレビの音で目が覚めた。映画を見ているうちに眠ってしまったようだ。もしかしたら、ufcがやっているかもしれない。ぼーっとした頭で5チャンネルをつけた。とは言っても午前の3時であるから、やっているとはとても思えない。おっ、なんとやっているではないか! それもメーンイベントが始まる直前であった。地元ブラジルの絶対王者ジョゼ・アルドと挑戦者チャド・メンデス戦。
 僕は、格闘技が好きで、日刊スポーツ、スポーツ・ナビ(サイト)の格闘技は毎日目を通している。格闘技に関してはちょっとうるさいのである。もし、身体が大きく、骨太ならば、きっと格闘技系のスポーツに手を出していたと思う。親指と中指でとどくほどの手首、170センチに満たない身長・・・、こんな貧弱な身体ではとても格闘技どころではない。息子に幼い頃から少林寺拳法を慣わしているのも、自分ができなかったことをやって欲しいという気持ちが少しはあったことは確かだ。
 UFCにブラジルからたくさんのチャンピョンでていることもあり、最近テレビや雑誌、新聞で注目されている。ブームと言っても過言ではない。うちの近所にもムエイタイや柔術などを教えている格闘技系のジムができたし、同じようなジムはいたるところにあるようだ。極真空手でフィーリョが初めて外国人チャンピョンになったときには、ブラジルではほとんど注目されなかった。そのことを思うと、最近の格闘技に対する注目度は雲泥の差がある。
 テレビ中継されている会場の盛り上がりや華やかなライティングを見る限りでは、まるでアメリカでの試合のようで、とてもブラジルとは思えなかった。ついにブラジルもここまできたのだ! 経済大国の仲間いりをしたことをはっきり認識した。10数年前に、日本の雑誌の依頼でリオに格闘技の試合を取材に行ったことがあるが、これほどの盛り上がりはなかったし、ずっとショボかった。
 マナウス出身のアルドはまるで何かに取り付かれたような、異様な雰囲気が漂っていた。そういえば、僕が取材したときにも、マナウス出身のほとんどきちがいのような選手がいたが・・・。普通の人間にはとてもここまで自分を追い込んでいくことはできないだろう。日本でも格闘技系の試合をテレビで何度もみたことがあるが、アルドのような異様な雰囲気を醸し出している選手はいなかった。両選手は、感覚が以上に研ぎ澄まされ、まるで2匹の凶暴な闘鶏のようだった。テレビからでもそのピリピリとした雰囲気が伝わってきた。
 アルドが膝蹴りで1R、KOで試合が終わった。試合後の、彼の雰囲気ががらりと変わっているのには驚いた。インタビューを受ける彼は、マナウスでどこでもみかける普通の20代の男でしかなかった。それこそ、取り付いていた悪霊が落ちたような感じである。
 こんなに刺激を受けたのは、深夜という時間帯のせいだったのかもしれないし、起きたばかりで、彼らの雰囲気に以上に脳が反応したせいかもしれない。刺激的な試合であった。

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夕方 雨が上がった後、虹が出た。


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