1・16 馴染み (2012/01/17)
今日は買出しの日。年末年始の慌しい雰囲気からメルカードもすっかり落ち着きをとりもどした。各ボックスの売り子たちも妙に間延びした顔をして暇をもてあましている感じである。僕が行った時間が8時半と言う、早すぎもしなければ、遅すぎもしない時間帯だったせいもあるだろう。 今日は、魚がまあまあ入っているが、さして良さげな新鮮な魚がみあたらない。値段も去年から比べると2レアル(100円)ほどどの魚も高くなっている。最低賃金が545レアルから622レアルに上がったせいだろうか? 新聞で読んだところによると、最低賃金があがると、ブラジル人は宵ごしの金は持たないから、それだけ消費はあがるだろう。そうなるとお金が回るようになり景気がよくなる、と書いてあった。そんなに短絡的に考えてよいのだろうか? いくら最低賃金があがったとしても他のものがあがったら、結局は同じのような気がするが・・・、むしろそれ以上に物の値段はあがりそうな気がする。魚があがっているのですっかり購買意欲が失せてしまったが、買わないわけにはいかない、しぶしぶ刺身用にアジを購入することにした。 買い物の後に、いつものごとく、カウド・デ・モコトを飲みにバールにいくと何も言わないのに、僕の顔をみるなり「カウドね」という声がかかり座ったカウンターの前に、カウドとファリーニャ、ピメンタ、カフェ・コン・レイチがさっと置かれた。何も言わないでも、出してくれるのは有難いが、妙に照れくさい。この店では、ずっとこれだから、すっかり覚えられてしまったのだ。もしかしたらカウドのジャポネスとして覚えられてしまっているのかもしれない。 毎週1回行っているので、いろんな店ですっかり顔なじみになってしまった。このまま行き続けて、さらに深い関係を作っていくのも面白いがそろそろ新しい所を開拓してみるのもいいかもしれない。
 | 左からファリーニャ、ピメンタ、中央のカウドそしてカフェコンレイチ。適度な量のファリーニャとピメンタをカウドに注入しグチグチとかき混ぜて食べるのが一番好きな食べ方。 |
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